「ティファニーで朝食を」を観てきた。
主演のオードリー・ヘプバーンが、とにかく綺麗で可愛くて…。
ころころ変わる表情…愛らしい仕草…。
こんなに魅力的な人を好きにならない人、いる!?
観終わる頃にはすっかり、虜になっていた。
正直、ストーリーは王道のロマンティック・コメディで、すごく興奮する・感動する・考えさせられる…とか、そういうのではなかったけれど、観てよかった。
(ただ、猫はひたすらに可愛そうだった)
ポールと結ばれるまでのホリーの迷走っぷりは、自分自身のために生きていないことに原因があると思った。
もちろん、ホリー自身もハイソな暮らしに憧れているんだろうけれど、裕福な男性との結婚を目指す理由は、「兄を除隊させ、養いたいから」というもの。
家族思いなのは素晴らしいことだけれど、果たして、兄もそれを望んでいるのか?彼女の本当の幸いは、そこにあるのか?と考えると、違う気がする。
「愛する人と結ばれる」ということだけが、幸せの形ではないけれど、ホリーの場合は、ポールと一緒になれてよかったと思う。
「自分は自分からは逃げられない」
それは本当にそうで、だからこそ、自分だけは自分のことを見捨ててはいけない、自分が本当に望んでいることを、見失ってはいけないのだと改めて思った。
私はその言葉に対して、ホリーとは違う答えを出したいと思う。